不覚にもまた同じ人（上品なオジサマ風）にナンパされてしまった話。シエナで
先日、用事があって徒歩にてとある事務所へ向かっていました（ある意味たらい回しの続きです👇時間がある方は読んでみてね）。
普通に歩いていると、何気なく隣から、
「今日は少し涼しくてよかったねぇ」
と話しかけてくる上品なおじさまが(私も人のことは言えませんが、初老のおじさまです、ここではジジイって言わせてもらってもいいかも）。
ついつい
「そうですね～今日は少し過ごしやすいですね」
と返してしまったのが、運の尽き😱。
ここからしばらく付きまとわられることに。
「今日はどちらへ？」（まだ、ナンパとは気が付いていない、私）
「そこを曲がって小学校の先へ」
「私もそちらの方にあるドクターに行くからご一緒させていただいていいですか？」と。
えっ？小学校のほうにはクリニックはないはず？？？
新しくできたのかな？と思っていると、
「コーヒーでも飲みませんか？」と来て、
【ナンパ！！】と気が付いた。やっと。遅すぎる。変な人だったら危ないよ！！本当に。
「僕は○○という名前です。」
「美しい君の名は？」
じゃないよ！！
わたし、この人に過去に2回ナンパされてるんです。
名前で分かった。顔はあんまり覚えてなかったから。
「私は管理人さんよ」とほんとの名前を言った。
前の時も名前言ってるから覚えてるかなと？
「美しい名前」
じゃないだろ！！日本語の発音だと何言ってるかわからんだろ！！もう忘れて二度と言えんだろが！！日本の名前なんて！！
前のナンパ、私もすっかり忘れてたけど、この人もすっかり忘れてるな！！
「コーヒーでもいかがですか？あそこのBARで」
「いえ、急いでいるので結構です」
わたしはちょっと早めに歩いた。
で、「こちらに行きますので、ここでさようなら。お大事に（お医者さんへ行くと言っていたので）」
と言って去ろうとすると、ついてきましたよ。
やれやれ。
管理人さん、通常モードは、結構怖い態度出来るんですよ。
でもなぜかこの人には、きつく当たれなかった～～～～～～～～。
それは、『単純接触効果』かもしれない。
「小学校の前までお送りしましょう」
いや、だから送ってくれるな！！勝手に。
付いて来るんだけど、無視してそっちのほうへ歩いて行くと、
「また会えませんか？」
や、だからそういう問題じゃないし。
「あなたには素敵な奥様がいるでしょう？」
前ナンパされたときに、奥様がちゃんといらっしゃると聞きだしております。
「でもお茶をするだけなんだからいいじゃない。楽しくおしゃべりしましょうよ。」
いやいや。あんたとしゃべっても楽しくないし。
「私も結婚しておりますので。」
「そうでしょう、あなたみたいなきれいな方は。あなたのご主人はとても幸福な方だ」
もうやだ～セリフが前と一言一句同じじゃ。私もだけど。
なんかすごく自己嫌悪。バカバカ私。アホってだれか、突っ込んで。
「では、本当にここで失礼させていただきますね」
「それはとても残念だ。ここでお別れとは。」
また同じセリフ！！新しいの考えろ。と思った矢先、
ちょっと間を開けてから・・・何言うのかと思ったら、
「初めてお会いした記念に、何かプレゼントさせていただけないか？」
フェイントの新しいセリフ
「はっ？？？」
出た～～～、新しいセリフが！！
いつもは、
「それはとても残念だ。ここでお別れとは。」
と言った後、
「また美しい君に会える幸運を願う」
とか言ってさらっと去っていくのに。
新しいバージョン！！出た～！
「・・・・・・・・・・。」
しばらく何も言えず間が開いてしまった。
「いえいえお気遣いなく、ではさようなら。」
「本当に行ってしまうのかい？何か欲しいものは？」
「あ・り・ま・せ・ん」
「あ・り・べ・で・る・ち（さようなら)」
と言って背を向けると
「楽しい会話だった、また会える日まで」
といって去っていきました。（去り際はすごくいい。あっさりと去って行ってくれるいつも）
もう、やだーバージョンアップしてるじゃん。
この爺さん。（最初は上品なオジサマ風って書いたけど、(m´・ω・｀)m ｺﾞﾒﾝ…爺さんになった）
そもそも初めて会った記念と言ったけど、もう何回も会ってナンパされてるよ！
アンタに😡
オマケ・この爺さん（上品なオジサマ風）のお年は、なんと！！
実はもう少し会話があったのですが、
ちょっと省きました。長くなるんで。
お年を伺ったら、76歳ですと。
もう少し若いかと思った。
ナンパするくらいだから若さを保てるのでしょうか？ね😆
イタリアでは冗談抜きでナンパには気を付けて！！
ここからまじめな話。
危険情報の記事も今後上げていこうと思っていますが、
ナンパされることは危険につながる可能性もあります。
声をかけてくる人はみんな下心（スリ、盗み、揺すり等）があると思っています。
わたしは普段声をかけてくる人は無視しています。
（このおじさんだけ、答えてしまうんですよね。なんでだろう？）
実際、男性女性に関わらず、親切そうに声をかけてくる人は、最終的に小銭をねだってきたり、何か手荷物をちらちら見られたりします。
私の警戒しすぎかもしれませんが、声をかけてくる人は（登場のジジイ（という表現になった😂）を除く）普通の住民のイタリア人ではなくスリ集団という可能性のほうが高いと思っています。
イタリアに旅行される方は、くれぐれもお気を付けください。本当にくれぐれもですよ。
すごくいい言葉、嬉しくさせられる言葉で近寄ってきますからね。
『人を見たら泥棒と思え』はイタリアでは99,99％正しい。
イタリアでは、断るときは恐ろしいくらい怖い顔でNoと言え
日本では、笑顔で、和の心で、相手を思いやって等々ありますので怖い顔はする機会はないと思います。
が、イタリアでは、NOの時は、決して笑顔で言ってはいけません。
笑顔で言うと、口でNOと言ってもイエスと捉えられてしまうからです。
今回の私の態度は、悪い例です。
最初に会話してしまったとしても、ナンパと気づいた時点で、
はっきりきっぱりすごい怖い顔で
「NOOOOOO」
「ついて来るな！！」
と言いましょう。
このナンパおじさんは前にナンパされたときに、自分の身分証明書を私に見せています。（それが偽造かもしれませんが）のでかなり油断しました。
全く知らない人だったら、走って逃げるくらいしたかもしれません（そんなに早く走れないですが）。
イタリア旅行の前に必ず、鏡を見て怖い顔の練習をしましょう。
はい、いち・に・さん！
日本の方は怖い顔できないと思います。できるまで練習しましょうね。
怖い顔ができればスリも近寄りがたくなると思います。
イタリア旅行される皆様の参考に少しでもなれば嬉しいです。
そうでない方は、この記事で楽しんでいただけたら幸いです。
P.S.後で思ったこと①旅での素敵な出会いもあります
レストランで隣り合わせになった人と気が合ってそのあと街を案内してもらったりとか、
道を尋ねたら、その方が親切に案内してくれたりだとか、
P.S.後で思ったこと②おじさまがプレゼントしたいって言うなら・・・
何かプレゼントしたいって、
「じゃあ、ロレックス」
とか言ってみればよかったかも。
シエナにロレックス売ってるお店あります🤑
たまたま先日その前を通って、
あ～素敵💖こんな時計をしてみたいものですヮ。
と思ったばかりでした😂
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本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
また明日もどうぞよろしくお願いいたします。
